私がオススメするカーシェアを最大限活用するための方法
2014/12/22
最近、友人から「カーシェアに入会しようと思うんだけど、どこに入ったらいいの?」と聞かれ、なんて答えればよいのか悩んでしまったことがあります。その人のライフスタイルや、周辺のステーション状況によって、答えが違ってくるからです。
しかし、私の過去の経験から、「どうすればカーシェアを最大限に活用できるのか」というものは頭の中にあります。今回はその点について整理して、1つの方法論として紹介したいと思います。このサイトで一番伝えたい意見を詰め込みました。
ちなみに、一般的なカーシェア会社の選び方についてはこちら(⇒「【まとめ】カーシェア会社の正しい選び方(一般的な方法)」)をご覧下さい。
前提となる条件
まずは、ここで紹介する方法が有効となりえる前提条件を整理します。
①カーシェアのステーションが家の近くにある
具体的な距離については後述しますが、とりあえずコレがなければ車を借りる事ができませんので、大前提です。
②車を利用する選択肢の中で、カーシェアが今の自分に一番自合っている
車を利用するための選択肢はカーシェアだけではありません。
経済的に余裕のある方であればマイカーを購入して利用した方が良いと思いますし、レンタカーの店舗が自宅の隣にある方はレンタカーも有力な選択肢となります。他にもタクシーを利用する方法なども考えられます。
そんな中で「車を利用する頻度や毎月の支出額などから総合的に判断して、カーシェアがコストパフォーマンスがよくて最良の選択肢だ」という方が前提となります。
(⇒「カーシェアっていくらぐらいかかるの?パターン別の具体的な金額とは」)
③車の利用がある程度見込まれる
目的は何でもよいですが、毎月コンスタントに車を使用する見込みの方が前提です。子供の送り迎えや週末のドライブなどですね。
カーシェアの金額でいうと毎月3,000円以上が目安です。合計で4時間以上車を利用すると、この金額になります。我が家の場合は、毎週末の利用のみでしたが月1~2万円程度利用していましたので、そんなにハードルの高い金額ではないです。
以上が前提となる条件です。それでは具体的な方法について以下で見ていきます。
1.行動距離の設定
まずは、あなたの”行動距離”を設定してみましょう。
”行動距離”とは、「あなたが徒歩や自転車で移動する上で、苦にならない距離」の事です。「移動できる距離」ではなく「苦にならない距離」であることに注意して下さい。
例えば、夕方にポテチが猛烈に食べたくなったとします。猛烈にです。家には、他のお菓子はいっぱいあるのですが、ポテチだけ無い・・・このような状況でもポテチを買いに行ける店舗までの距離が”行動距離”です。
日曜日のお昼にシリアルを食べようとして皿に家族4人分のシリアルを入れた後に、牛乳が冷蔵庫に無いことに気づきました。このままだとシリアルはゴミ箱行きです。「ちょっと牛乳買ってくるわ!」と言えるコンビニまでの距離が”行動距離”です。
上の2つの例が正しいかはちょっと別にして(笑)、行動距離とはこのような感じで容易に足を運べる距離の事です。私の場合だと1000mです。1000mを超えたら、ポテチも牛乳も諦めます。
個人差があると思いますが、多くの方が500m~2000mくらいの間ではないでしょうか。
(※行動距離を簡単に2倍に伸ばす方法はこちら⇒「これならOK!カーシェア利用時に自転車でステーションまで行く方法」)
2.メインで利用するステーションを見つける
自分のだいたいの行動距離が分かったら、今度は自宅から行動距離の範囲内に、カーシェアのステーションがあるかどうかを調べてみます。大手3社のステーションの地図はこちらにありますので、参考にして下さい。
(⇒「地図(マップ)でステーションを探す」)
もしも、行動距離の範囲内にステーションが1つもない場合は、気軽に車を使えるとは言えない距離になりますので、カーシェアを継続して利用して行くには一定の覚悟が必要です。他の選択肢を再検討してもよいかもしれません。
無事にステーションを見つけることが出来れば、あまり不便を感じることなくステーションに出向いて車を利用ができるはずです。
行動距離の範囲内に1つしかステーションがなければ、そこがメインで利用するステーションになります。複数のステーションが存在する場合には自宅から最も近いステーションがメインの最有力候補になりますね。
メインのステーションを設置しているカーシェア会社には、必ず入会しましょう。
3.サブで利用するステーションを確保する
メインで利用するステーションが見つかったら、次はサブで利用するステーションを確保します。サブのステーションは、メインで予約がとれない場合の代替手段になりますし、使い勝手が良ければメインのステーションに格上げする候補になります。
【2で行動距離の範囲内に複数のステーションを見つけることが出来た場合】
メインのステーション以外のステーション運営会社にも、とりあえず全て入会しましょう。例えば、大手3社のステーションが全て存在すれば、躊躇無く3社とも入会です。理由は、前回の記事で詳しくふれましたが、箇条書きにすると以下の理由からです。
- 月額料金が安くて、且つ、利用料金に充当できる。
- メインのステーションにおいて必ず車を利用できるとは限らない。
- 各ステーションにおける車の予約のしやすさ、他の会員のマナー、会社毎の料金プランなどの使い勝手は実際に使ってみないと分からない。
- 各社とも入会キャンペーンを頻繁に開催しており、一定期間月額料金が無料であったり、一定額分のクーポンが貰えたりする。
- 退会するのにペナルティがなく、簡単である。
【2で行動距離の範囲内にステーションを1つしか見つけられなかった場合】
この場合、そのステーションの予約状況によって外出計画が左右されることになり、充実したカーライフを送るには心許ない状況です。そのため、1で設定した行動距離を1.5倍に伸ばして、その範囲内で新たなステーションがないかを探します。私の場合ですと1500mの範囲内でステーションを探すことになりますね。
これによって、新たなステーションを発見できれば、そのステーションがサブのステーションになります。「多少うちから遠いけど、目的があれば十分に行ける距離」といった感覚でしょう。そのカーシェア会社にも、とりあえずは入会しましょう。
4.3ヶ月間のお試し期間
このような形で、入会するカーシェア会社を決めたら、あとは一定期間のお試し期間に入ります。なぜ3ヶ月間かというと、大手3社におけるキャンペーンでは3ヶ月間月額料金無料というパターンが多いからです。
メインのステーションを軸にしながら、サブのステーションも含めて満遍なく利用して行きましょう。3ヶ月間もあれば、各ステーションの特徴が分かってくるはずです。
「このステーションはいつも予約が埋まっていて、ほとんど使えないな」とか「すこし遠いけど、この会社のステーションは予約が取りやすい。パック料金も自分の生活パターンにマッチしている」とかです。
3ヶ月のお試し期間終了後に、いままでの使い勝手を総合的に判断してメインのステーションを決定しましょう。車の予約の際には、まずはこのステーションの車が空いているかどうかを確認することになります。もちろん距離的に近い方がいいですね。
そして、メインのステーションの車が利用できない場合のサブステーションの必要性を判断します。
3ヶ月の間に、メインステーションの車が予約できなかった事はなかったですか?「サブとなるステーションがあった方がいいな」と思ったら、そのステーションのカーシェア会社は退会しないでおきましょう。たとえそこが月額料金がかかる会社であっても、月の途中で利用するステーションを調整すれば、月額料金も無駄にしなくて済みます。
一方で、全く必要性を感じなかったステーションがあれば、そこは退会してしまってもいいでしょう。
以上の方法を実行すれば、カーシェアを最大限に活用することが出来るはずです。せっかくカーシェアという素晴らしいシステムがあるのですから、その利用方法を間違えて不便な思いをし、使えないモノと断定してしまうのはもったいないです。皆さんが充実したカーライフを送れることを願っております。
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