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初めてペナルティをもらって感じた予約制度のちょっとした矛盾点

   

先日、タイムズカープラスを利用した際に無断延長を犯してしまい、私のカーシェア人生で初めてペナルティ料金(無断延長料)をとられてしまいました。

グッドマナードライバーを今まで自分で自負していたのですが、大変お恥ずかしい話です。
今回は、この件を通じて得られた教訓と、カーシェアの予約制度の問題点について、ちょっと考えてみたいと思います。

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無断延長を犯してしまったいきさつと教訓

まずは、複数人で車両を共同利用するカーシェアを利用する以上、会員は決められたルールを守らなければなりません。それが嫌ならマイカーを買いましょう。
この点、私も重々承知しております(笑)。

その上で、今回なぜ無断延長を犯してしまったのか、そのいいわけいきさつについて説明したいと思います。

1.時間に余裕を持った予約をしなかった

当日は所要があって電車で外出しており、その外出先での移動のために、タイムズカープラスの車を利用しようと考えました。移動距離と目的から考えて、30分あれば十分用事を済ますことができるだろうと考え、30分のみ予約を入れました。

これが第1の間違いでした。私の後には予約が全く入っていない状況だったので、もっと余裕をもった時間(45分や60分)の予約を入れるべきでした。早く用事が済んで返却できれば、使った分しか課金されませんので、損することもありません。

教訓① 時間に余裕を持って予約を入れろ!

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2.使い慣れない車両を予約したこと

利用したステーションがいつもと違う外出先のステーションだったため、いつもとは違う車種が配備されていました。「いい機会だから、いつもとは違う車を借りよう」と考えた私は、プレミアムクラスの輸入車を予約しました。

コレが第2の間違いでした。普段乗り慣れている日本車とは勝手が違って、何をするにもいちいち時間がかかるのです。好奇心がアダとなりました。
しかもエンジンをかける際に、ハンドルロックがかかっていたようで、実際に車を動かすまでに数分の時間を要してしまいました。

教訓② 時間が無いときは慣れない車を借りるな!

3.車内の時計が正確でなかった事

私は車の運転中に時間を知りたいときは、ナビの時計を見るようにしているのですが、その車両には標準で設置されている時計がありました。それが見やすかったので、その時計で返却時間までの時間を測っていました。

返却時間が近づいてきて、ふと、ナビの時計を見て見ると、全然時間が残っていないことに気づきました。車両に設置されている時計は数分遅れていたのです。

教訓③ 時計が多少遅れている可能性も考慮して、余裕を持って返却しろ!

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4.車両を停止しての延長手続きをためらったこと

予約時間ギリギリになって、「これは間に合わないかも」という危機感を持ち始めました。本当は、その時点で逡巡すること無く車を停止して、予約時間の延長手続きをすべきだったのです。

しかし、その車両には装備してあるナビは、簡単に予約時間の延長が可能なタイムズ特有のタイプではなく、後付けのポータブルナビでした。そのため、延長手続きをするためには、ネットでの操作か電話が必要になります。私はこれをためらってしまったのです。

教訓④ マズイと思ったらすぐ延長手続き!

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「余裕を持った予約」は他の会員に迷惑にならないか

今回、無断延長となって、通常料金の2倍の時間料金が加算されることとなりました。これを回避するためには、時間に余裕をもって、あらかじめ長時間の予約を取るべきだったのです。

・・・でも、それって少しおかしな話ですよね。

例えば、Aさんは往復30分かかる子供の送迎のために8:00~9:00まで60分の予約を取ったとします。これなら、少しぐらい道が混んでいたとしても9:00までには帰れるでしょうから、Aさんがペナルティを科されることはまず無いでしょう。逆に用事がスムーズに済んで30分で返却できれば、料金も30分で済みます。
でも、余裕を持って長く予約することで、当然車両が利用されない無断な時間も発生します。

Bさんが同じく子供の送迎のために、8:30から車両が必要だったとしても、Aさんが9:00まで予約をとっているので、車を予約する事はできません。

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仮にAさんがすごく心配症な人で、万が一の大渋滞やトラブルを想定して、30分の子供の送迎のために8:00~12:00まで予約を取った場合はどうでしょうか。Aさんは安心ですが、Bさんを含めた他の会員やカーシェア運営会社は、車を使えない時間がムダに発生してしまうため好ましくありません。

すなわち、今のタイムズカープラスやカレコの予約システムは、予約のキャンセルや車両の早期返却に対するペナルティが全く無いため、会員同士やカーシェア会社の間で利益の相反が生じてしまうのです。

もちろん、このようなシステムを設計したのには、何らかの意図があるのでしょう。特に、「ネット上で予約がちゃんと取れたにもかかわらず、車両が返却されてなくて使えない」という状況というのは、大きなトラブルの原因になります。

このような状況を確実に回避するために、多少の機会損失に目をつぶっても、余裕を持った予約を会員に推奨したい会社側の意図があるのかもしれません。

それにしても、誠実に必要時間数だけを予約した人はペナルティのリスクにさらされる一方で、長時間を適当に予約を入れた人は、何のリスクも負わないというのは、違和感を感じてしまいます。

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未利用キャンセルの問題

今回は、実際に車を利用した際の早期返却について考えてみましたが、同じようなことが未利用キャンセルでも言えます。
未利用キャンセルとは、予約を入れたにも関わらず、実際には車を利用せずに直前でキャンセルする行為の事です。

友達との旅行のために2週間前から予約を入れていたにも関わらず、当日の天気予報が雨になったので気乗りせず、直前で予約をキャンセルするような行為が典型的だと思います。

キャンセル料は直前まで発生しないので、予約者にとっては何の不利益も生じませんが、これをやられると他の会員はその日に予約をとる機会が完全に失われてしまいます。カーシェア会社にとっても大損になってしまいます。

一部の悪質な会員によってこのような未利用キャンセルが頻発したため、最近タイムズカープラスは会員資格の取り消し基準として「過度な未利用キャンセルなどを繰り返し、勧告後も改善が見られない場合」を定めて、明文化しました。

同時にTCPプログラムを開始して、会員のマナー向上を促している状況です。
(⇒「会員の選別が始まった!タイムズカープラスのTCPプログラムとは」)

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理想的な予約制度とは?

それでは、会員もカーシェア事業者もWinWinの関係になれる理想的な予約体制とはどのようなものなのでしょうか。私はカーシェア市場の発展段階に応じて違ってくると考えます。

導入期・成長期

カーシェア産業の導入期・成長期においては、カーシェアの便利さ・使い勝手の良さを社会全体に認知してもらう時期なので、キャンセルには特段のペナルティを設定せず、ユーザーが出来るだけ気軽に予約を入れられる制度が適していると思います。

この段階では、他社との新規会員の獲得競争もあるので、多少の未利用キャンセルには目をつぶる段階です。会員数も多くないため、予約がバッティングすることも多くないでしょう。

この段階ではカーシェア会社は、まだ利益を出すことは難しい段階です。

成熟期

会員数の伸びが頭打ちになり、カーシェア市場が熟成期に入ってきたら、いよいよ事業者としても利益を出す段階になります。会員同士の予約のバッティングも頻発し、予約をとるための競争が激しさを増してくるため、ユーザーも不便さを感じてきます。

そうなったら、予約のキャンセルに何らかのペナルティを設けても良い時期です。必要以上のムダな長時間予約も同様です。

例えば、予約を入れる段階で予約時間分の半額の料金をチャージしたりすれば、ムダな予約が抑制されて会員は予約が取りやすくなりますし、カーシェア事業体も車両の稼働率を上げることができます。670-7

今はカーシェアの成長期に該当しますので、ペナルティなしの予約制度が適しているのかもしれませんね。タイムズカープラスとカレコの予約制度はこれに該当します。

一方、オリックスカーシェアは、未利用キャンセルのペナルティはありませんが、予約時間に対して全額課金されるため、予約に対する一定の抑止力があります。

タイムズカープラスやカレコも、カーシェア市場が成熟段階に入ったら、予約制度を変更するかもしれませんね。

 - カーシェア研究日誌

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