カーシェアでも乗れる!ハチロク&BMW116i体験レポート
カーシェア会員であれば、その会社が配備している様々な車種について、気軽に予約して体験することが可能です。
今回はそのラインナップの中で、ひときわ異彩を放つ「BMW 116i」と「トヨタ ハチロク」の2車種に実際に乗ってきましたので、その体験記をレポートさせていただきます。
ひときわ目立つ看板車種
カーシェアで配備される車両は、安価なコンパクトカーが基本になります。これは、当然と言えば当然ですよね。高い車を購入して配備するのは、カーシェア会社の収益を圧迫することになりますから。
しかしながら、「色々な車に乗ってみたい」という一部の会員のニーズに応えるられるように、各社ともに目玉的な看板車両を一部のステーションに配備しております。ハイブリッドカー、プラグインハイブリッド(PHV)、電気自動車(EV)、輸入車などがそれにあたります。
「乗れる車種で比較~軽自動車からスポーツカーまで」で、各社がどのような車種を配備しているかのか、調べました。その中で私が最も気になっている車種が「トヨタ ハチロク」です。
カーシェアで配備される車種として、この車は本当に似つかわしくない車種だと思います(笑)。2012年に発売された低車高・低重心の本格的なFRスポーツカーであり、明らかに一部の車好きな男性しか買わないような車種です。
カレコの会員になった後、ラインナップの車種の中でこの車を見つけて非常に驚いたのと同時に、是非1度乗りに行ってみたいと思っていました。
人気車種のため中々予約がとれなかったのですが、先日その機会が訪れたので、今回レポートさせていただきます。
また、「乗れる車種で比較~軽自動車からスポーツカーまで」の車種の中で、定価ベースで317万円と最高価格を誇る「BMW116i」も、以前利用させて頂いたので、それについても一緒に書かせて頂きます。
BMW116iはやっぱり私には難しい車だった
まずは、BMW116iについて。
BMW116iはタイムズカープラスの会員であれば、10程度のステーションで予約する事が可能です。もちろんプレミアムクラスの車種になります。
今回は都内のステーションで予約させて頂きました。
BMWといえば特有のブタ鼻のフロントグリルが印象的です。
ICカードで解錠して、さっそく車に乗り込みます。さすがにコンパクトカーとは違って、フロントパネルやシートにも上品な質感が漂います。
エンジンをかける時はグローブボックスから取り出した鍵を差し込み口に入れる必要があります。この点、初めてだと分かりづらいので注意です。
意気揚々とステーションから出発しようとしてウィンカーを出すと、ワイパーが元気に動き出す定番のミスが発動。輸入車のウィンカーとワイパーの位置は、国産車とは左右逆についています。これ、実は輸入車の取り付け位置が国際基準らしいです。
アクセルを踏み込むと、ターボエンジンらしい力強い加速でグングンと進んでいきます。だてにハイオク指定じゃないですね。
一方で、赤信号でブレーキを踏むと、毎回カックンブレーキになってしまいます。これは私のブレーキの踏み方が悪いのでしょうか。ブレーキの効きが良すぎるのか、加減が非常に難しいです。
今回の走行は、短距離且つ市街地がメインだったので、ウィンカーとカックンブレーキの困惑に苦しみっぱなしで、正直なところあまり良い印象を受けませんでした。もっとスピードのだせる郊外のドライブでないと、この車の良さは発揮できないのかもしれません。
やっぱりTOYOTAハチロクはスポーツカーだった
続いてハチロクのレポートです。
ハチロク(86)はカレコにランクアップされている車種で、現在は渋谷のセルリアンタワーの地下にあるステーションにのみ配備されています。1台のみということで、なかなか自分の都合の良いときに予約をいれるのは難しい車です。
この渋谷セルリアンタワーはカレコの目玉車種が多数配備されているステーションであり、今回のハチロクの他にも、レヴォーグ(スバル)・プリウスPHV(トヨタ)・ザビートル(VW)などを借りることができます。
セルリアンタワーに到着して地下3階におりるとホテルの駐車場になっており、その一角がカレコのステーションになっています。そして、今回乗車するハチロクを発見!黒色ですね。
この車はICカード対応でないため、解錠&施錠は、ネット上または電話での手続きが必要になります。ステーションが地下にあるということもあり、電波が届くのか心配だったのですが、しっかりとLTEの電波が届きます。下の写真は隣にあったレヴォーグとザビートル。
乗車後にまず感じるのが、シートの形状の違い。一般車のシートとは明らかに異なり、スポーツ車向けの包み込むようなシート形状になっています。車高も低いため、いつも乗っている車とは景色が違う!
心地の良いエンジン音を鳴らしながら、いざ出発。ホテルの地下から地上にでるために螺旋状のスロープを上っていくのですが、この時点でコンパクトカーとはまるで違う、もの凄いトルク感を感じることができます。
運転していてもアクセルを踏み込んだ分、素直にスピードが出るので、ついついスピードを上げてしまいます。
私は今まで、こういったスポーツタイプの車種を経験したことがなかったため、一種の衝撃を感じました。アクセルをふかした際にシートに押しつけられるG(重力)の感触が非常に気持ちいいんです!これは癖になってしまいますね。
今回、決して長い時間ドライブしたわけではありませんが、スポーツタイプの車を購入する男性の気持ちが、このドライブを通して少し分かったような気がします。
機会があれば、今度は旅行などで長時間のドライブを楽しみたいと思いました。
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