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ついに解禁!カーシェアでも車の乗り捨てが可能に

      2017/10/27

カーシェアがレンタカーに比べて不便な点はいくつかありますが、その中の1つに「乗り捨てができない」ことがあります。

しかし、近い将来このデメリットがもしかしたら無くなるかもしれません。カーシェア事業体においても、部分的にではありますが乗り捨てサービスの提供をしはじめているのです。詳しく見てみましょう。

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オリックスカーシェアが乗り捨てサービス開始

先日、あるニュースが入ってきました。
「国内初、横浜でEV使った乗り捨て方式カーシェア」~産経ニュース

詳しい内容の解説はここではしませんが、オリックスカーシェアは横浜市などと連携して、期間と地域を限定してカーシェア車両のワンウェイサービスを開始するようです。

smaco公式サイト

レンタカーにおいてはワンウェイ方式の乗り捨てサービスは、オプション或いは無料のサービスとして存在していたものの、カーシェアではこのようなサービスがありませんでした。

その理由としてカーシェアは無人の駐車場で車両の受け渡しが行われることから、今までの規制の解釈では、借りる場所と返す場所が同一である必要があったのです。

その規制の解釈が2014年9月から変更され、一定の条件を満たせばカーシェアもレンタカーと同じように乗り捨てサービスを提供することが制度上可能になったのです。

車両はベンツのEV車「スマート」で、横浜市内の8箇所に20台が設置されるとのことです。みなとみらいや元町中華街、新横浜など観光に便利なスポットにステーションが設置されているようですね。(下図参照)

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しかも料金が15分200円で距離料金なし!恐らく実験的な意味合いもあるのでしょうが、それにしても安すぎます。

実は先日横浜に遊びに行った際に、この「smaco(スマコ)」を利用してきました。その模様はこちらで。(⇒「国内初の乗り捨て型カーシェア「smaco(スマコ)」を使ってみた」)

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乗り捨てが可能になるとすごく便利そう

カーシェア車両の乗り捨てが出来ると、カーシェアの利用の幅はメチャクチャ拡がります。考えられるメリットを下に挙げてみます。

①借りる時間を大幅に短縮できる

カーシェアの利用目的が買い物などの場合、目的地で買い物をしている時間も車両の利用時間としてカウントされてしまいます。そのため、実際には車を使っていなくても、帰宅までの時間も含めて予約する必要がありました。

しかし、もし乗り捨てが可能であれば、目的地に着いたら近くのステーションに車を返却してしまえば、それ以降の利用料金はかかりませんよね。買い物が終わって帰る時には、また近くのステーションで車両を借りればよいのです。

この方法が出来れば、行きと帰りの実質的な運転時間しか利用料金がかからないので、利用時間をガッツリ削ることができます。

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②駐車場料金の節約

①のようなシチュエーションの場合、通常のカーシェアの場合、買い物時間中は車をとめておくための駐車場料金がかかります。しかし、近くのステーションに返却してしまえば駐車場料金もかかりません。

③公共交通機関との組み合わせがさらに便利に

カーシェアは公共交通機関と組み合わせる事で、車を便利に使用する事ができます。旅行や出張などの場合、電車で目的地付近の駅まで移動した後、車を借りるといった組み合わせができます。

しかし、この場合でも、用事が済んだ後は、元の駅に戻ってきて車を返却する必要があります。

もし乗り捨てが可能であれば、元の駅に戻ってくる必要がなくなるので、自由な計画を組み立てる事ができるようになります。行きは東京駅まで新幹線で来てからカーシェアで車を借りて、帰りは羽田空港で車を返して飛行機で帰る、といった事が可能になります。

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全国展開には難しい課題が・・・

こんな便利な乗り捨てサービスですが、これを全国で実現するのは無理なのではないかと、個人的には思っています。

そもそも、レンタカーにおける乗り捨てサービスにおいて、乗り捨てられた車はどのようにして回収されているか、皆さんはご存じですか?ちょっと調べてみたのですが、近場の店舗に乗り捨てられた場合は、貸した店舗の担当者が回収しに行くのだそうです。

レンタカーは有人店舗による営業ですので、このような力技が可能ですが、カーシェアではIT技術を利用した無人貸出ですので、車両を回収するためには別途人員を用意する必要が出てきます。

しかもカーシェアのステーション数は、レンタカーの拠点数よりも遙かに多いです。これらを全て乗り捨て可能な拠点として管理することは、そのシステムを構築するだけでも非常に難しいように思えます。

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また、乗り捨てサービスを実現するためには、余剰の駐車スペースを用意する必要があります。レンタカーの拠点は比較的敷地が広く、数台の車両を管理できるスペースがあるので、1台くらい車が乗り捨てられても受け入れる事が可能です。

しかしカーシェアではこうは行きません。基本的には各ステーションに1台の車両を配備する体制ですので、ここにもう1台の余剰駐車スペースを確保するのは、大変なコストがかかります。

これらの課題をクリアするのは、私には無理のように思えます。可能だとしても、今回のニュースのように地域限定で実施するか、はたまた大幅な値上げが必要のように思います。

とは言っても実現できれば非常に便利なサービスですので、カーシェア各社に頑張っていただき、是非私の予想を打ち破っていただければ嬉しい限りです。

 - カーシェア研究日誌

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